漫画感想

mixi日記からのコピペ
・「スピリチュアルぱらだいす」小野寺浩二 1巻
小野寺浩二先生風涼宮ハルヒ。「UFOおねえさん」でも発揮していたオカルト趣味を上手く織り交ぜてあり、ヤマモト風味の傍若無人涼宮ハルヒ的キャラの美月ルナがとてもいい感じ。ラブコメやギャグのバランスが実に素晴らしく、「妄想戦士ヤマモト」終了以来新しい路線を求めて色々やってた感があるが、ついにここに新しい小野寺浩二が完成したような気がする。小野寺先生にしては眼鏡分が少ないなと思ったら、どうやら新連載「キミとボクとの∞」はメガネ漫画のようだ。やっぱりどこかで眼鏡を描いてないとダメなんだなこの人はw まぁ結局何が言いたいかと言うと、「とても面白い」と。「これからはサンデーGXも読みます」と。単行本が出るまで存在を忘れていた事を恥ずかしく思うくらい面白かったです。相変わらずカバー裏漫画やおまけ漫画などの読者サービスもたっぷりだし、買って損無し。オススメです。

・「GUNSLINGER GIRL相田裕 9巻
元々悲劇的な設定の漫画ではあったが、アンジェリカの死という目に見える悲劇が一つやってきた事で、さらにどんよりと話が重く悲しくなった。とはいえ俺も、この漫画のフラテッロやら義体やらの設定はあくまで「大人の男とその命令を何でも聞く少女が銃で戦う所を描くためのもの」だと思っている。元は設定よりもこっちが先だったのではないかと。なので、どうでもいいからもっと人を殺して欲しいw 今のガンスリも悪くないけど、この作品に惹かれたキッカケは1巻第2話の悲しそうな瞳で目撃者を消すリコなもので。

・「きのう何食べた?よしながふみ 1巻
よしながふみは本当「人間」を描くのが上手いわ…。実際に身の回りにこういう人が居るわけでもないけどなぜかリアリティを感じるね。その人物を描く雰囲気やちょっとしたセリフの端々からそういう上手さが滲み出るのかね。よう分からんけどスゴイわ。
それと、「西洋骨董洋菓子店」ではいくら流暢に説明されてもあまり味が想像できない物が多かったが、本作では庶民の夕食と言う身近な題材なので実に美味しそうでたまらない。やたらトマトの出番が多いのが気になるけど。(俺はトマト嫌い) そっかぁ…やっぱ健康のためにはこういう夕食も必要か…。自炊はしてる物の野菜とか全然食わない不摂生な食生活をしてる独身男には身につまされるわ…。あーこんな夕飯作ってくれる人が欲しいよ。もうこうなりゃ男でもいいかw

・「岸部露伴は動かない-六壁坂-」絵:荒木飛呂彦+原作:岸部露伴
荒木先生は絵柄がどんどん変わっていくので4部小説の康一とかえらいことになってたが、岸部露伴だけは「原型を維持したまま」さらに美しく進化しているような印象だった。荒木先生の露伴への思い入れなのだろうか。「デッドマンズ・Q」の時も思ったが、最後の決着がちょっとあっという間だった感じ。短編ってのは少し謎が残ったままくらいの方がちょうど良いのかもしれないけど、個人的にはもう20ページくらい掘り下げて描いてもらいたかったなぁ。玉美、お前は露伴と面識あるだろw 音石は出所したんかいw

・「スティール・ボール・ラン」14巻 荒木飛呂彦
マジェント・マジェントのスタンド使えねーなぁw 再登場する気満々みたいだけど、防御一辺倒のスタンドで何をする気なんだ?
スタンドバトルはそれはそれで面白いんだけど、どうしても俺はレースパートの方が好きだなぁ。

・「野獣社員ツキシマ」2巻 大和田秀樹
内容を全然覚えていないとか言ったが、あれはウソだった。こんなアツイ内容を忘れることなんて出来なかったんだね。魂の奥底に刻み込まれていたよ。常に覚えてはいなくても読めばハッキリと思い出した…。麻薬カルテルのボスとの命がけの交渉と、義理人情を突き通したその後のアフターケア。アツイ、そして面白すぎる…。今年何度目だろう、大和田秀樹の面白さを見せつけられるのは。
あと、俺が初めて大和田先生を意識したのはツキシマだと思ってたけどそれもウソだった。この単行本に収録されている「平成歌謡大全集 ♥桃色片思い♥」の方が先だった。「ドスペラード」の原型とも思える極道バカ漫画。この読み切りを見て、「なんてくだらなすぎる漫画なんだ」と爆笑した事を思い出したよ。

・「野獣社員ツキシマ さらばインパラ!」大和田秀樹
「素敵星人ツキホシ☆レイジ」は初見。両親の危ない目が本気で怖かったw

・「喧嘩商売」9巻 木多康昭
十兵衛と文さんのコンビは面白いなぁw 多少格闘パートが多いけど、俺はその格闘パートもけっこう好きだし、合間合間の会話やら間に挟んでくるギャグパートも笑えるし満足の出来。

・「デトロイト・メタル・シティ」4巻 若杉公徳
サタニックエンペラーのラストが思いのほか盛り上がらなかったりと、全盛期と比べて目に見えて切れ味が衰えている。でもこうやって改めて読み返すと、スタート地点が高すぎただけでまだそれなりに面白いと言えるレベルではあるね。本編でのデズム再登場は別に誰も喜ばない気もするが…。
クラウザーさんのキャラはもう完成しているので、最近はとことん根岸のキモさの方を加速させてるね。現時点で充分アレなのにどこまでキモくなるんだかw

・「哭きの竜 外伝」1巻 能條純一
まとめて読むとけっこう面白いんだよな。でも毎月読んでるとなんであまり面白く感じないんだろう?キャラ同士の竜への思いやら因縁やらを忘れちゃって、ただ竜が鳴いて和了ってだけしか見れてないからかなぁ…。

・「ZOMBIE-LOAN」9巻 PEACH-PIT
スタイリッシュアクションシリーズ(笑) まぁたしかにピッタリな言葉だが。
9巻はシトの過去メイン。なんつーか、そんな面白くなかったぞ…。いよいよこれも「切り時を見失った漫画」と分類する時が来たかもしれんな…。

・「大奥」3巻 よしながふみ
1〜2巻を読み返したくなってしまう面白さ。「男女逆転大奥」とだけ聞くと「お前はただ色男をいっぱい描きたいだけちゃうんか(笑)」って設定なんだけど、この怪しげな世界観に引き込まれてしまうね。

・「School Rumble」19巻 小林尽
きっと、きっとあと2〜3巻で大団円の美しいラストを飾ってくれるさ…。そう思い始めて何巻か経っている気もするが。

・「鋼の錬金術師」18巻 荒川弘
無駄に初回限定特装版を買ってしまったw スカーだろうがキメラだろうが状況次第で共闘するというこの漫画の駆け引きがけっこう好き。

・「ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編」3巻 鈴羅木かりん
前にも少し日記で書いたが、今年で26になる男が本気でボロボロと涙を流すというたいへんキモイ状況を作り出す漫画。俺は罪滅し編が好きすぐる。「早く元気になぁれ☆」「私を信じて」「圭一を許しましょう」あたりは涙無しには読めません。

・「ひぐらしのなく頃に解 目明し編」3巻 方條ゆとり
詩音がどんどん狂ってますなw 魅音のふりして圭一を追い込むとこや、ジジイ相手にグギャる詩音、背後から迫る黒梨花など、見せ場をしっかりと描くことが出来る漫画ならではの良さがあるね。

・「ひぐらしのなく頃に怪 現怖し編」鬼頭えん
そもそも鬼曝し編を買ったことを少し後悔してるようなとこがある俺にとっては、そこからさらに派生したこの話とか相当どうでもよかった。そういうわけで、ひぐらしの派生モノを買うのは気をつけようと思った。無理してひぐらし世界から詩音やロリ坂さんを連れてきて新しい話作るくらいなら、いっそ単純にひぐらしのキャラをイジった二次創作の方がよほど面白いデスヨ。

・「機動戦士ガンダムさん みっつめの巻」大和田秀樹
隊長のザクさんの哀愁はガチ。それにしても、俺はこの漫画でしかガンダムを知らないのだが良いのだろうか?シャアはとにかく赤に拘る男で、アッガイは萌えキャラで、ハロの中にはオッサンが入ってるんだよね?

・「ぶっちぎりCA」1巻 大和田秀樹
「主人公は元ヤンのキャビンアテンダント」という設定だけ知ればどこからでも読める。あとは大和田秀樹は何を描いても大和田秀樹だからw 大和田先生は「ドサンピン」という言葉と、ピッチャーがボールを投げて「ストライク!!」という表現が好きすぎるw
大和田先生の単行本もこれで30冊か…。けっこういろいろと描いてるんだなぁ。

・「ユリア100式」5巻 原田重光萩尾ノブト
あえて基本的なところに突っ込ませてもらうが、最近の展開はもう浮気とか色々と誤魔化しきれてないし完全にアウトだろw