漫画感想

・「スペースアルプス伝説田丸浩史
苦節7年。いやぁ、やっと読めたよw ジョジョネタ多いわ遭難とかウォシュレットとの戦いとかしょうもない楽しさもありいちおうラブコメとしての決着も見せるしいい意味でひどい終わり方するわ、楽しく読み終わることが出来てよかった。喉のつかえが取れたようなスッキリした感じ、今。

・「センゴク」15巻 宮下英樹
・「センゴク外伝 桶狭間戦記」宮下英樹
・「雪の峠・剣の舞」岩明均
・「チェーザレ 破壊の創造者」1〜4巻 惣領冬実
さんぴんから借りた歴史物シリーズ。
センゴクについてはわざわざ言わなくても面白かったってのは分かるからいいだろう。岩明先生が時代劇のような話を描いていたってのは意外だったが、読んでみるとこれがまたけっこうしっくり来るんだな。もうこの人が描いた漫画にハズレは無さそうだな。
チェーザレはこれまた馴染みの無い時代のお話だが、その時代の空気がちゃんと伝わってきて面白かった。完結モノではないので続きを読むのがいつになるのか若干不安だがw

・「GIANT KILLING」5巻 綱本将也ツジトモ
4巻まで溜めてきたものが一気に解放されるこのカタルシスっつーの?最高だったね。これはアツくなるよ。
あと、中学3年間と体育くらいでしかサッカーやってない俺なんかが語るのはアレかもしれないが、椿のような「見える世界が違う」感覚、少しだけ分かるわ。点が取れる日はたしかに景色が違うのよ。1点取った時に「ああ、今日はもう1点取れそう」って分かる時があるのよ。パワーも無いし背も高くなかった俺は、ポジショニングで相手の隙を付くような小賢しいプレイばかりだった。ミドルシュートなんて打つことすらまず無いのだが、「あ、ここは打たなくちゃ」と急に思ってループシュートを打ったら、前に出ていたGKの頭を綺麗に抜いた事とか、外回転のシュートでサイドネットに刺さるようなシュートが打てるような日が来た事があったのよ。ノーマーク爆牌党で鉄壁が爆牌を打てるようになったようなものだと考えてもらえればいいかなw 余談が過ぎるけど、まぁとにかく椿が覚醒といか目が覚めるというか、才能を発揮する様子がよく描けていて本当に素晴らしいと思いましたです。

・「ONE OUTS」〜19巻 甲斐谷忍
読破。5巻からのジョンソン擁するバガブーズ戦。最後のホームスチールを仕留める所まで、相変わらず見事だった。そして7巻からのブルーマーズ三連戦。ここから相手の「技」を渡久地の技で打ち破るのではなく、相手が仕掛けてくる「策」の裏をかきにいく感じになる。サイン見破りから始まりナックル見破りにケガをさせようといろいろ仕掛けてくるのやら紙やすり騒動やら当たり屋まで、野球というゲームを舞台にしながら野球らしさが少ない駆け引きも面白かった。
しかし、10巻からの倉井・ムルワカ・菅平登場からはちょっとなぁw 倉井が急に165km/hとか投げられるようになるのもさすがに無理があるし、菅平なんか意地だけだからなぁ…。渡久地だけでペナントレース乗り切るまで話を続けるのがたいへんそうだったのは分かるが、この新キャラに長い間話を裂くのはちょっとキツイものがあった。その次の渡久地の指の怪我を囮にした完全試合もシンプルながら見事だっただけにもったいない。リカオンズ買収騒動以降はよりいっそうチーム戦になってワンナウツ契約も解消されかかる金額もしょぼくなるが、まぁしょうがないっちゃしょうがないか。
新生マリナーズ戦と最後の5連戦はまた面白かったし。トーナメントとは違い負けることが許されているペナントレースという仕組みを生かした渡久地の最後の罠、実際ここまでうまくいくのかはともかく、美しい流れだったとは思うよ。最後があまりにさらっとしすぎてたのが若干もったいなく感じたが、おまけ漫画のような事情があったんならしょうがないかw

・「スティール・ボール・ラン」15巻 荒木飛呂彦
「シビル・ウォー」との戦い。ジョニィの能力とかよりも、大統領のしたたかさがスゲーと思った。そして、ついつい1巻から読み返してしまった。ジョニィだけタイムボーナスが無いとゴールの時ややこしいんで、どこかで1回はジョニィが1着を取ると思うんだけどなぁ。ほんと
どうなるんだろ。

・「ソルフェージュよしながふみ
「1限目はやる気の民法」でも思ったしそれを言っちゃおしまいなんだろうが、まったくホモはホモを呼ぶのだろうかw

・「愛すべき娘たち」よしながふみ
特に印象に残ったのは第3話の若林芙子。身近には居ないけど、こういう分け隔てなく接する聖人のような人って同級生に居たなぁ。生まれついてのものなのか育て方によるのかは知らんが、こうして日記や友人にグチを振りまいたりせずに大丈夫な精神構造なんだろうなぁ、たぶん。今何やってんだろ?さすがに修道院に入りはしてないと思うけど…。