漫画感想

いつものようにmixi日記からのコピペです。

・「センゴク宮下英樹 1巻
なかなか好感触。合戦やら弓やらの描写とかにリアルさを感じる。熱血バカ系統の主人公は俺は嫌いじゃない。続刊も楽しみだ。

・「彼は花園で夢を見る」よしながふみ
こりゃ「いかにも」って感じの漫画だなぁw 基本的にこういう漫画は苦手だし「悲劇」ってのも好きになれない。だが、それでも読み終わったときはやはり面白かったという感想を抱いた。こういう「俺の好みでない漫画」を読んでも面白かったと思えるのだから、よしながふみを読み漁ってもハズレを引く事は無いだろうなと思った。

・「こどものじかん私屋カヲル 4巻
いつもいつも言ってるが、合間合間に「大きいおともだち」が喜ぶような絵を挿入しつつも、その実はしっかりと面白い漫画になってると思うよ。前半でのりんの変化を締めくくる24話ラストの「好きになってほしければ自分から優しくすること」はグッと来たよ。あと、宝院先生エロいの自重しろw レイジと美々が黒さを見せてきて続きも楽しみだ。

・「よつばと!あずまきよひこ 7巻
前にも書いたが、「こどものじかん」と一緒に買うと何かいかがわしい漫画に見えてしまうから不思議だw
7巻で特に光っていたと思うのはヤンダの存在。よつばが対等以下の存在として見ているヤンダが加わる事により、元々ノリが良いとーちゃんジャンボのコンビにさらに勢いがついているような気がする。家を出てから車に乗るだけで8ページ使ってるんだぜw それもこの4人のやりとりだけで充分面白いからなんだよな。「シャーッ!!」「決まったな…」「ああ…」「え!?何が!?」という流れとか、もう美しさすら感じる完璧な流れだよw
このノリの良い男3人の存在は、個人的にけっこう羨ましい存在でもあったりする。俺はこういうイベント時(例えば海に行ったりとか)には意識的にテンションを上げて「楽しもう」「馬鹿になろう」とするタイプだ。何度も何度も体験できる事じゃないんだし、なるべくなら楽しみたいじゃない。同じ阿呆なら踊る側になった方が絶対いいと思っているので。でも身の回りにあまりこういうタイプはいない。海だの川だの遊園地だのに行っても、楽しんではいるんだろうけどわりと冷めてるというか淡々としているというか。少なくとも、7巻の最後のページのように「よし!みんなこい!」と走り出しても一緒に走り出してくれるヤツはほとんどいないと思う。化工の面子くらいかなw 他は、苦笑いをして走り出す俺を「やれやれ」と言って見るような「無駄に」精神年齢が高いこまっしゃくれたタイプばかり。世間的にはこっちのタイプの方が多数派なのだろうか?ヤンダやジャンボのように一緒に走り出してくれるタイプがもっと友人に欲しいものだ。あ、風香や恵那も海のとき一緒に走り出してくれてたか。じゃあ風香や恵那の方が欲しいや(ぉ

・「火星ロボ大決戦!」なかま亜咲 2巻
考えてみれば、俺が持っている4コマ漫画って「あずまんが大王」「ひだまりスケッチ」「がんばれ!!酢めし疑獄」「サナギさん」など、4コマ漫画としてはやや異質なものばかりな気もする。あまり4コマ漫画に詳しくないのだが、今はやはりあずまんがやひだまりやらきすたのようなダラダラとした空気を感じるものが多いのだろうか?
それに比べて、この作品はとにかくもうひたすら『起承転結』。いちおうストーリーも少しずつ進展させつつ、必ず毎回4コマ目にはオトす。どんなことがあろうとも、必ず。そのギャグ漫画としての拘りは本当に素晴らしい。ページ右側の4コマを読んでて左側の4コマのオチが目に入ってしまうと口惜しいので、オチを手で隠して読んでいますw チクビってるとか前シッポとかはあくまでオプション。この漫画の最大のウリは、1ページ2つずつ畳み掛けるように押し寄せてくるボケの嵐だと思うよ。

・「チャンピオンREDいちご Vol.4」
大和田秀樹先生の読み切りを読むため」と言い訳をしながら購入w まぁまぁ良かったよ。なんだかんだでキミキスは良い。全体的に、前にある作品の方が面白いのが多かったかな。仏さんじょとかさめだ小判とかおりもとみまなとか。「麻雀を覚えなおし中」という井上行広先生、頑張ってください。松山せいじ先生はモブキャラの名札に「大沢木」「阿鼻谷」「択捉」と書いてあったり、チャンピオン好きなんだなぁw 「エイケン」は苦しくて読めなかったが、「ゾクセイ」は実はけっこう好きだった。あとオタネタ全開の作者コメントも。
大和田先生は相変わらず馬鹿な漫画を描いていたw 雑誌のカラーとかそんなの関係ねぇな。この手の読み切りは単行本収録するの難しいだろうなぁ。てゆーか、何か大和田作品の単行本を発売しない陰謀とか働いているのだろうか?「野獣社員ツキシマ」「超超超大魔法峠」「ぶっちぎりCA」あたりはどれも単行本出せるだろ。まとめて「同時発売キャンペーン」とかやるつもりなのかな?あれだけあちこちで仕事してるなら干されてるってわけじゃないだろうし…。

・「HUNTER×HUNTER冨樫義博 24巻
面白いんだからしょうがない。1年半以上の休載の不満もこの一言で吹き飛んでしまうね。蟲編、もう一度読み返しておこうかな…。

・「みつどもえ桜井のりお 3巻
もはや安定期に入ってくらいの面白さ。アンジャッシュのコントのようなすれ違いを作るのもうまいし、「変態」がしばしばキーワードになるギャグも素晴らしい。チャンピオンだし小学生がパンツどうこう言ってばかりだし万人向けの漫画ではないけど、そういうのが大丈夫な「オタク」だと自覚しているような人とかには是非オススメしたいギャグ漫画です。nadegataさんのレビューがとても良かったので張っておきますね→http://d.hatena.ne.jp/nadegata/20071007#1191744781

・「宙のまにまに柏原麻実 3巻
なんというリア充漫画。やっぱ現実の天文部ってのもリア充の集まりなのだろうか。3巻は姫ちゃんの出番が少なかったのでちょっとがっかり。
この漫画を知ったのは、いまや「パンツの人」でおなじみのたかすぃさんのブログ(http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-366.html)なのだが、個人的には普通の漫画のレビューの方が好きなので、たまにはパンツが出てない普通のマイナー漫画についてもレビューを書いて欲しいところ。つっても、結婚しちゃうと趣味に割く時間はやっぱ減っちゃうだろうし、たいへんなんだろうなぁ。麻雀仲間でも、たかあきさんとかあぐらさんとかの話聞いてるといろいろたいへんそうだし…。

・「最強伝説黒沢福本伸行 10〜11巻
最後の方そういや読んでたかどうか忘れてたので読んでみた。読んでたはずだけどあまり覚えてなかったw うーん、充分読める作品なんだけど、もうちょっと面白く出来る素材だったとも思うんだけどなぁ。

・「ライアーゲーム甲斐谷忍 5巻
こういう頭脳ゲームの勝負は、駆け引きは複雑でもいいけど、ルールは単純な方がいいと思うんだ、僕は。カイジが多くの人に支持された要因の一つにそれがあると思う。限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカード、チンチロ、パチンコ。十七歩は分かりづらい事この上ないけどね…。そして、5巻で行われていた「密輸ゲーム」は、率直に言って分かりづらい。だから、このゲームが終わった時に「なるほど、そうやって勝つのか!」という爽快感が得られるかちょっと心配。
Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E6%96%90%E8%B0%B7%E5%BF%8D)見たら「千葉県柏市在住」って書いてあって驚いた。ご近所さんじゃん。だったら漫画喫茶も「ONE OUTS」くらい置いとこうぜw

・「ベクター・ケースファイル」藤見泰高カミムラ晋作 1巻
特命リサーチ200Xを面白く漫画化したような印象。大事なのは「面白く」ってとこで、虫の知識でためになりつつ、虫の描写に恐怖感も煽られつつ、ちゃんと漫画として出来上がっている。そしてオマケにサービスシーンw なかなか良い漫画だと思います。

「ぼくらの」鬼頭莫宏 2〜3巻
おいおい、この12人なのかにもうちょいマトモな中学生は居ないのか!w 勤労中学生だったり、性的な意味で勤労中学生だったりw まぁバトロワに比べればまだ年相応の奴も多いか…。絵はそんな好みじゃないんだけど、物語は気になる。まだまだいろんな死に様が見たいし。まだ連載中のようだし長々と続くような感じでもないから、焦って読まなくとも完結してからとかでも追いつけるかな。それより「なるたる」が気になってたりするんだけど読めない。

・「うつうつひでお日記吾妻ひでお
失踪日記」はなかなか良かったけど、こっちのダラダラさ加減はけっこう読むのがキツかったかな…。

・「サクサクさーくる」西原理恵子×山崎一夫
内容はただ「内輪で麻雀いっぱいしたよ」ってだけの話なんだが、西原先生が描いた場合に限りそれが魅力あるギャグ漫画として昇華されるんだよなぁ。

・「西校ジャンバカ列伝 かほりさん」神原則夫 3巻
通して読むと、それなりに話を繋げていたりとか漫画っぽいことをしているのに気付いた。まぁ別にそれで評価が上がるわけでもないけどw

・「弾丸闘牌 凌駕」渋沢さつき 1巻
懐かしいなぁ。この漫画が載ってる頃から近麻読み始めた気がするよ。赤御祝儀の使い手が主人公なので、闘牌がやや麻雀漫画にありがちな「中寄り」な闘牌(タンピン系ばっかで混一の時しか字牌をツモらない、とかね)が多いけど、クリンザーとの勝負の最後の局とかの「掴ませあい」はなかなか面白い。あとは、もうちょい4人フルに使って「立体的な」闘牌なら良かったのになぁ。てゆーか、今の麻雀漫画は4人の駆け引きを見せるものが少なすぎだ。最近は「リスキーエッジ」までほぼ1対1の麻雀になってる事が多いし。ナグモやテラバイトは最初から1対1になるルールにしちゃってるしね。そして結局、麻雀漫画読みは皆「天牌」に行き着くしかなくなるのだ。

・「BAMBOO BLADE」原作:土塚理弘 作画:五十嵐あぐり 1巻
ヤンガンで途中から読んでるけど、アニメ化に乗じて単行本もちょっと読んでみる。タマちゃんが剣道部に入るまでに8話も掛かってるとは思わなかった…。けっこう時間の進みを緩やかにして、丁寧にキャラを描いてるんだなぁ。だから、登場人物は多いけどそれぞれちゃんと「味」があるのかな。
ちなみに、俺はタマちゃんよりもキリノ派です。人気が無かろうとは分かっていますが…。