漫画とか感想

そういえば今年になってからこっちでは書いてなかった気がする。

・「ひぐらしのなく頃に コミックアラカルト」
まぁ普通にアンソロジーでした。そういやひぐらしの同人とかにハマってたのは少し前なので、羽入の二次創作を紙媒体で見るのは初めてに近いかもしれない。

・「ユメノカケラ」缶
冬コミのときに厚かましくも頂いたひぐらしの二次小説。これは面白かった。ひぐらしは世界観とかよりもまずキャラクターが良いのだから、二次創作はこうして既存のキャラをイジくってくれる方が普通に楽しめるね。魅音の恋心と最後の爽やかな笑顔、素晴らしかったです。
ちなみに今読んでるげんしけん小説は、予想していた事だがかなりの地雷臭。

・「セブンすたー2」GUNP
GUNPの同人誌は「普通に面白い」から逆に感想に困るw そりゃ壁にもなるわ。

・「サラ忍マン」4巻 新田たつお
「お前タイトルから先に思いついただろ?」と突っ込みたくなる、忍者がサラリーマンに成り代わってドタバタする漫画。シリアスとギャグの微妙なバランスが素晴らしい。狙ってるのか狙ってないのか(たぶん狙ってるんだろうけど)、登場人物の行動がいちいち面白い。そして、伏線とかブン投げて、サラリーマンでも忍者でもなく野球選手としてホームランを打って終わりというわけの分からないラスト。うん、まぁ読み返したり語ったりするほどではないけど、とりあえず面白かったのには違いないよ。

・「兎 -野生の闘牌-」10巻 伊藤誠
麻雀漫画としての壁、2桁巻にいよいよ突入!まぁ10年掛かってるけどw 10巻収録の1話目が2005年掲載ってどんだけだよw さすが近麻の冨樫。1年以上も休載しやがって。とはいえ「悔しいけど面白い」というのも同じく。個性豊かなキャラクターたちがちゃんと麻雀をしつつ、台詞回しや与那嶺などの小ネタも面白く、物語の展開も悪くない。麻雀をあまり知らない人でも読みやすい良い麻雀漫画だと思いますよ。プッシュが足りないだろうか?

・「ピューと吹く!ジャガー」14巻 うすた京介
巻末の漫画を読んで、「センスがある人(うすた京介)の友達だからといって同じようにセンスがあるわけではない」ということを再確認した。「再」確認ってのは、マサルさんですでに確認してたから。渕上零とかを思い出すなぁ…。

・「超・超・超大魔法峠大和田秀樹
相変わらずの大和田節。この巻は鉄子や姉御、パヤたんなどのサブキャラもイイ働きをしてたし、終わってしまうのがもったいない良漫画だなぁ。

・「天体戦士サンレッド」6巻 くぼたまこと
前にチラッと出たキャラを再登場させたり、意外とキャラクターの設定をちゃんと作って覚えている漫画家なんだなぁってことが伝わる巻でした。「ヴァンプ達が弱えーんじゃねえ、俺が強えーんだ」と言うのも、普段アホばかりやってるからこそニヤリとさせられた。こういうのは本当にたまにでいいんだけどね。

・「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん ウ元ハ王版」1巻 うすた京介
彩色は微妙、コメンタリーも微妙。これは買って「失敗したなぁ」と思っちゃったね。せめてあんなやる気を全く感じないコメンタリーじゃなく1〜2ページでもいいから描き下ろしを見たかった…。

・「ギャンブルフィッシュ」4巻 青山広美山根和俊
表紙と裏表紙自重しろw 5巻の表紙は蛭子か真世かどっちだろうかw
ビリヤード対決の決着からダイス三番勝負開始まで。そもそも、ギャンブル漫画なのに心理的駆け引きや運だけでなく、「実力」という経験が物を言う要素が絡むビリヤードを種目に選ぶという試みがスゴイ。主人公は麻雀初心者だけど麻雀経験者と勝負して勝っちゃうようなものか。あ、それって「アカギ」じゃん!ギャンブルフィッシュは一般漫画における「アカギ」だったのか!

・「学園黙示録HIGH SCHOOL OF THE DEAD」1巻 佐藤大輔佐藤ショウジ
前々から読みたいと思ってたので1巻だけ読んでみた。「バトロワ」とか「BM」とか「ドラゴンヘッド」とか、こういう設定の漫画好きです。1巻もゾンビという基本に忠実なパニックものの設定で面白かったと思う。学校という閉鎖空間からは早々に脱出しちゃってちょっとガッカリだったし(「BM」は第二部が一番好き)、生き残りと合流して面白くなりそうかと思ったら即別れちゃったのもどうなんだろ?2巻以降はとりあえず保留してるけど、どんな感じになるのか聞きたいです。

・「怪談と踊ろう そしてあなたは階段で踊る」竜騎士07+野沢ビーム
竜騎士07先生はひぐらしにはズッポシとハマったけどうみねこはまだ保留だし、そして鬼曝し編や現壊し編で「あちゃー」と思ったので実はあまり期待していなかった。でもこの短編は面白かった。つーことは、単に鬼頭えん先生と俺が合わないだけだったのか。
この短編全体に漂う「呪い」の不気味な雰囲気がイイね。最初から最後までゾクゾクした感覚を味わえる良漫画だと思いました。

・「愛がなくても食ってゆけます。」よしながふみ
漫画家・YながFみ(笑)が主人公のグルメエッセイ。よしながふみが好きな人ならまず楽しめるだろうと思うし俺も楽しめた。「よしながふみらしい」と感じる独身女性漫画家ライフも面白いし、相変わらず美味しそうな料理とそれをさらに美味しそうに食べる人物を描くのが上手いもんだw 出てくる店が東京といっても阿佐ヶ谷・荻窪周辺が多くとてもそれだけのために行けないのと、貧乏会社員にとっては微妙に高く感じる店が多いのが難点か。まぁこの人の描く漫画の美味しいものは見てるだけでも充分なんだけど。
よしながふみはまだ30中盤なのか。まだ読んでない作品もいっぱいあるし、まだまだ先が期待できる楽しみな漫画家だなぁ。

・「聖☆おにいさん」1巻 中村光
ヤンガンで「荒川アンダーザブリッジ」を読んでいるのでセンスは感じていたが、まさかここまでのものだったとは…。「聖☆おにいさん」ではブッダとイエスという万人に知られる聖人としてすでにキャラが立ちすぎているため、第1話から早速面白い。「内閣総理大臣織田信長」もそういやそんな感じだったな。これは「読まないと損」レベルの面白さだと思う。手に取ったことも無い「モーニング・ツー」に興味をもったくらいだね。今度連載の方も読んでみようかな。

・「瀬戸の花嫁」〜十三巻 木村太彦
中盤までは「ノリが良い」と感じていたのだが、サーたんとかユピテルとかマル子とか出てきたあたりで「悪ノリ」だと感じてきて読まなくなったのだが、十二〜三巻はこいつらの出番が減ってて再び面白く感じられて安心。作者も気付いて自重したのだろうか?これなら続刊を買ってもいいな。

・「B.B.Joker」3巻 にざかな
なぜか3巻だけ。まぁどこからでも読めそうだったから。評判は噂に聞いてたけどたしかにこりゃスゴイや。センスの塊。これぞシュール。それも、「頑張れ!!酢めし疑獄」のようなとっつきづらいシュールさではなく面白さ・読みやすさも兼ね備えてると思う。「オススメの4コマ漫画は?」みたいなスレで必ず名前が挙がるのもうなずける。他の巻を読むのが楽しみだ。

・「ひだまりスケッチ」3巻 蒼樹うめ
ああもうかわいいなぁ。登場人物みんな可愛い。癒される。見てるだけで心が豊かになるね。

・「メトロ・サヴァイブ」1〜2巻 藤澤優希
1巻はメトロでサヴァイブな感じだったんだけど、2巻は結局生き残った人間同士の争いになっちゃったね。脱出も地下鉄の構造だとか違法建築だとかそういうのを利用するのかと期待してたのでちょっと残念。非常時に一番怖いのは人間ですよね、みたいなありきたりな感想を述べておこうw

・「サナギさん」5巻 施川ユウキ
漫画はもちろん面白いけど、単行本で嬉しいのは書き下ろしのコラム。本当に施川先生のものの見方は面白い。「面白い人」ではなく「面白い事を考える人」なんだろうなぁ。漫画を通さないで文字だけでもその面白い発想や考えは充分に伝わってくる。「『事』って漢字、横棒多過ぎません?」などの名言も生まれた連載150回記念コラムもちゃんと収録されていて良かった。

・「もずく、ウォーキング!」3巻 施川ユウキ
「苔むす犬」「シカ」のように、もずくがひたすら考え続ける話がいかにも「らしい」と感じる。とにかく施川先生は「考える」ね。普通の人は生きている中でいちいちここまで物事を「考える」ことをしないよ。面倒だもん。それをしている施川先生はある意味すごいし、そして面白い。いい漫画だ。画力の無さとか気にしなくて大丈夫だからw

・「ぼく、オタリーマン。3」よしたに
よしたにさんと編集の源さんを結びつけたのは麻雀が縁だったというのは驚き。麻雀ってすごいね!

・「GIANT KILLING」1巻 綱本将也ツジトモ
これは面白い。第一話読んだだけでこれほどグッと魅入られたスポーツ漫画ってのは「ダイヤのA」以来かな?(俺は読んでいくうちにジワジワとハマりだす傾向が多い) 1巻通しても満足の出来。飄々としながらも確実に監督としての手腕を振るうタツミがメインだったが、これからは村越とか椿とかの選手にもスポットが当たるんだろうなぁ。楽しみだ。まだ4巻くらいまでしか出てないようだし早く追いつきたいものだね。

・「ヒャッコ」1巻 カトウハルアキ
これは面白くなかった。元気・無口・お嬢・普通の4人を中心にキャラを増やしながらワイワイやっていくんだが、肝心のメインキャラ(特に虎子)にピンと来なかったのだからしょうがない。絵も「荒い」印象を受けて好みではない。そういうわけでここまで。

・「鋼の錬金術師」19巻 荒川弘
徐々に明らかになっていく世界。気付いてた人は気付いてたんだろうとも思うが、ホーエンハイムの件はビックリした。ああもう面白いなぁ!

・「天牌列伝」来賀友志+嶺岸信明
天牌の公式同人誌」と評判のこの単行本w 瞬が好きなあまり、瞬よろしく一人麻雀とか瞬間記憶能力とかを披露する入星さん。周りの人を不幸にするのも瞬譲りかw 「東大生の兄貴達よりIQが20以上高い」「4次元レベルの才能」とか厨臭すぎるとまで思えるほどのカッコ良い設定を連発する北岡先生。「お、俺は字が読めない」っでお馴染みの菊多ケンちゃん。そして原作ではあまり絡みの無い入星×氷の人。ゴラクネクスター廃刊により打ち切りになったのが本当にもったいない。アフロ八角さんの秘密(主に頭部の)とか津神デコさんの秘密(主にry)とかたいした特徴も無いのに氷の人に将来を期待されてる山田君の裏話とか、まだいろいろ見たかったのに残念だなぁ…