福路キャプテン誕生日おめでとうございます!

9/24は福路キャプテンの生誕を祝して風越女子を特別休校にすることが、全校投票で異例の賛成票10割で可決された。投票結果を提出された校長は、当初は馬鹿げた案だと否定していたが、代表者が右眼を開いた途端に賛成に回ったという。何それ怖い
「明日は学校をあげてパーティーしますよ、キャプテン!」
「ありがとう華菜。でも私は誕生日は家族と過ごすことにしているのよ、ゴメンね。」
「そうですか…、家族なら仕方ないし…。」

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翌日。生誕を祝して風越女子高校の校旗が掲げられている通り沿いを、一人でいつもとは違う方向へ歩いていく福路キャプテン。目的地に着いたら、そのまま誰かを待っている。
「あら、美穂子。まだ学校が終わったばかりの時間なのにどうしてここ(清澄高校)に?」
「今日は休校だったんです(ニコリ 」
「じゃあ一緒に帰りましょう。」
「ええ、そのつもりでした。」
「そういえば今日が誕生日だったわよね?はいプレゼント、学校が終わったら渡しに行こうと思ってたのよ。」
「ありがとうございます…。」
「ねえ美穂子、今日は受験勉強はひと休みしてこのままデートに行っちゃおうかしらね?」
(18歳の誕生日、いずれ家族になる人と過ごすんだもの、嘘はついてないわよね…。)