今週の「天牌」感想 走り書き

いちおうネタバレ注意と書いておく


ああ、この展開を待ってたんだよ…。たしかに新宿対決と波城VS黒流対決は長かったけど、単行本で読んだらサラッと振り返られるさ。この結末が待ってるんだもん。黒沢さん無き今、生意気揃いの天牌メンバーの中で初期からわりと優しさを見せてきた「天牌の良心」だったけど、そこをその黒沢さんが全力で悲しみ命を懸けて対決するまでに至った要因である隆の死と重ねるという演出はグッと来るね。見苦しいなんて言っちゃいかんよ。もっと上の世代にはしみついているのかもしれんが、「真っ白に燃え尽きる」ばかりがカッコイイ死に様じゃないんだぜ。
臼井の登場が無茶苦茶とかグダグダとか言う奴はほんと天牌が読めてないうんこちゃん。ああしてちょっとしたキャラも使いまわす、絶妙な人のつながりこそが天牌の醍醐味でもあるんじゃん。木村の再登場とか「地味に」だけどアツい展開だと思うよ。あと、よっちんが天狗に入る瞬を見てるのとか。遼のちょっとした一言からの隆の死も、絶妙な人のつながりがあってこそじゃん。
主要キャラだろうが、いや主要キャラだからこそか、こうして退場させる時はしっかりと退場させる。登場はしなくなっても「存在」は後々へ残っていくしね。ここからまた物語が動き出すんだろうなぁ。楽しみだ。